噛み合わせ治療 BITE FORCE CONTROL TREATMENT
顔が左右対称ではない、顎が痛い、肩が痛い、噛み合わせが悪い。
これらの原因は、単純に歯並びの悪さ、それによる噛み合わせの不釣合い、または過去の歯科治療等による咬合等が考えられます。しかし、それだけでなく、全身のバランスや生活習慣が起因することもあります。
治療には、まず原因の探索から始めます。
全身的なこととして、姿勢や過去に腰や首を痛めていないか、健康的であるか否か。生活習慣に関しては、ほおずえをつく、噛みぐせ、寝ぐせの有無等々。
これらが考えられる場合は、まずその方面からの改善のアプローチを始めます。
それと同時に、口腔内においても噛み合わせや不良補綴物の有無、歯並びのチェックも行います。主として口腔内が原因とされる場合には、プロビジョナルプレートやマウスピースを用い、噛み合わせの改善を試みます。
これらの方法は、いきなり歯を削ったり冠等の補綴物を除去するのではなく、暫間的に噛み合わせを整えたり、歯ぎしりやくいしばりを防いでみます。
もし、その方法で改善されるようであれば、冠を除去したりかぶせたり、実際に歯を治療することを始めます。
この治療方法は時間がかかることが多いので、体の調子を窺いながら、長期に経過を見ていく必要があります。